夜桜と花見と桜祭り
夜桜の花見と桜祭り情報
花見時期ももうすぐです。
早咲きの桜はすでに葉桜になってきましたね。
ちょっと前までつぼみだった奥のほうの桜の花も満開になりましたが、先に咲き始めた先端部分ではいきいきした緑の新芽が出始めて、まさに春、という感じです。
週末ごとに天気があまりよくなく、4月中旬も花冷えになりそうな2024年の花見時期は風や雨が弱ければ桜を長引かせてくれそうです。
これからゴールデンウィークまでに見ごろを迎える寒冷地の桜・芝桜・八重桜・遅咲きの桜の名所やまだまだ楽しめる桜祭り情報をお届けします。
東京の夜桜花見スポット 目黒川の夜桜ライトアップの情報を追記しました。
大阪の夜桜花見スポット 大阪城公園の夜桜ライトアップの情報を追記しました。
◇嵯峨野たより◇
— 【公式】旧嵯峨御所 大本山大覚寺 (@kyoto_daikakuji) April 8, 2022
勅使門前のしだれ桜が満開になりました!#大覚寺#大沢池#嵯峨野#たより#四季#景色 #春#桜#しだれ桜#満開 pic.twitter.com/hvzxQD3ko7
1000年の歴史を持つ古都、京都。世界でも人気の観光地です。日本独特の風景とも言えます。コロナが明けたらゆっくり旅してみたい場所、京都ですよね。桜の名所でもあります。なんと「桜の花見も京都が発祥」だということです。
京都の大覚寺では大きな池の周りに桜が咲き誇っています。初めて花見を催したと言われるのが、嵯峨天皇のゆかりの大覚寺なんです。平安時代に作られた大沢池は、日本最古の人工池とされています。11キロにわたり約500本の桜が植えられています。なんと京都の庭師250年以上続く庭師の方はなんと16代目だということです。天気が変わることで池の水面も変わり、また景色も変わっていきます。そんなちょっとした変化を感じるのがやっぱり日本の雅(みやび)ですよね。
812年嵯峨天皇は神泉苑で花見の宴を始めました。そこから桜の花見が一般にも広がりました。源氏物語にも花見をする姿が描かれているということです。
(○´∀`).。o○絢爛豪華な豊太閤花見行列が~
— 【公式】京都市情報館 (@kyotocitykoho) March 31, 2018
4月8日,#醍醐寺 では豊太閤花見行列が開催されます。
豊臣秀吉が行った有名な「醍醐の花見」に倣ったもの。
桃山時代を彷彿とさせる境内で,当時のお花見に想いを馳せてみませんか?#京都 #Kyoto #さくら #春 #花見https://t.co/ljATVO3CRo pic.twitter.com/a4vngUICE6
京都の醍醐寺では「豊太閤お花見」という大行列が行われます。醍醐花見ということで絵にも残されています。宴のために700本の桜が寺に移植されました。庶民にも花見が広がるきっかけになりました。
見頃です。
— 京都今これ (@kyotoimakore) March 25, 2020
樹齢約90年で円山公園の祇園しだれ桜の姉妹樹で見事な桜です。
もうすぐ境内には牡丹が咲き四季折々の花が見れる良いお寺です。
朝から天気が良く大勢のカメラマンが来ていました。
#本満寺#しだれ桜#桜情報 pic.twitter.com/tX55rTOzUF
円山公園の祇園しだれ桜、京都の人に愛される名木です。美しいだけでなく、気高さも感じさせるバランスですね。今の枝垂桜は二代目で、初代は昭和22年に枯れてしまったということです。京都の植木職人の15代目、佐野さんが枯れる前に種を取って育て、この場所に移植していたということです。現在桜の手入れをするのは16代目佐野藤右衛門さんです。この方が生まれた時に先代が種を蒔いたということです。
今朝の佐野藤右衛門さんの植藤造園??
— ナイトウ~ (@ikuyamaimainaiz) April 3, 2019
昨年の台風を乗り越えようと、桜たちが頑張っているようです(^^)d pic.twitter.com/qwnbBCVxTq
京都といえば嵯峨野ですよね。植藤造園は120種類の桜が植えられていますが、一般公開は行われていません。平安京の貴族も楽しみ、今も京都の人に愛されている山桜もあります。古くから日本に生育する野生種のさくらです。自然交配なので色や花弁の形などは変わっていきます。元は同じ親のはずですが、「どう成長するかはわからない。わからないからおもしろい」ということです。
さくらには貴重な種類も多いですから、それを残すのも重要です。たくさんの花弁ができる菊桜は花弁が350枚にもなります。ウコンというサクラは黄色い色の桜です。先代の佐野藤右衛門さんが発見した佐野桜もあります。
京都市右京区京北宮町
— かきむら たかのり (@TKakimura) April 15, 2022
黒田百年桜
(画像は数年前のもの)
詳しい事は画像中、駒札及び下記リンクをご参照
桜守 佐野藤右衛門、由来の桜
一重と八重が同時に…
この週末、満開から散り際が…イベントも催される予定です
是非??https://t.co/HKUiSxKioy pic.twitter.com/FV9W7UgyRB
先先代の時代には庶民のものになりました。しかし当時は花を愛でても、「守っていくという意識はなかった」ということです。そこで桜の保存と育成に努めた桜守(さくらもり)になりました。夜には円山公園のしだれ桜、通常であればライトアップが行われて幻想的な美しさを見せますが、今年は行なっていません。冬の間に衰えてきたさくらのために土の入れ替えを行っていました。毎年ちゃんと花が咲いてくれるか心配です。毎年同じことを繰り返してるようですが、その年によってやっぱり全部違いますよね。季節も冬の気候も違います。それに耐えて咲いてくれるからほっとするということです。1年間の結果が、毎年春先のこの時期に見事な花となって見ることができます。こういった櫻守の方がしっかりとお手入れをしてくれるので、毎年各地で綺麗な桜が見れます。京都の庭師の中でもひときわ愛情を込めて、そして積み重ねた経験や技術でも高く評価されている庭師の方です。桜は2週間ほど咲くとすると、残りの50週間は咲いていませんから、その咲く時にずっと向けて準備をしてるのかもしれません。
京都に桜の名所が多いのは桜が美しいだけでなく、その桜が美しく見える空間もあるということですよね。水もあり気候もあり、まして多くの歴史的な建築物があり、山もあります。満開の桜もいいですが、その前後も楽しんで頂きたいということです。
蕾が硬い時、そして散りぎわ、それぞれの美しさがあります。1年のうち2週間だけ咲くという桜。色んな花見スポットを巡るのもいいですが、「一本の木を蕾の固い頃から散るところまで見守る」というのも一つの桜の楽しみ方ではないでしょうか。勝手に「自分のさくら」と名付けてチェックしてくのもいいですよね。
日本ではソメイヨシノは多いですが、それ以外の桜も多いです。山桜は花と同時に葉っぱも出てきます。目の端に赤い葉っぱが出てきて風情があります。堂々と咲くのはソメイヨシノなら、奥深く謙虚に見てもらいたいというのがヤマザクラです。糸川遊歩道のあたみ桜??間に合って良かった??カンヒザクラとヤマザクラを親に持ち濃いピンク色の大きな花びらが美しい早咲きの桜です?1つの枝に早期開花の芽と後期開花の芽の2種類をつけるので1か月以上咲く姿を楽しめるのだそうです??メジロさん、早春の空に何想う??#あたみ桜 #メジロ#熱海 #photo pic.twitter.com/N6saHkG1Sd
— はちはち (@tamh1123) February 17, 2023
また「桜をいける」こともあります。いけばな嵯峨御流の藤さん。江戸時代から続く桜の生け方があります。100日の景色、つぼみから散り際まで時の移ろいを、ひとつの器の中で感じることができるというものです。書には最後に水中に花びらを浮かべてくださいと書いてあるそうです。懐紙の上に載せた花びらを扇で仰いで水の上に散らします。なんと風流な楽しみ方でしょうか。これで完成です。華道家から見た山桜は、自然の中で堂々と伸びて、木肌の美しい山桜はとても魅力的だということです。嵯峨御流
— ??????Kyoyan?????? (@kyoyan_o) March 26, 2022
琉球寒緋桜?日本で最も早く咲くと言われる
亜熱帯気候の沖縄の桜。
生け花は実際に足を運ぶことが叶わなくても花を通してその土地の風土に触れることができるというところが
大きな魅力の一つでしょうか…
春に花開く桜
私の一番好きな花です
今年ももうすぐ
桜の舞が始まります。 pic.twitter.com/uB8UJhKCUB
京都は都ではありましたが、「家の中で自然を愛でる」ということがずっと普通に続いてきましたから、坪庭なんかを見ても自然と家の中の一体感って独特ですよね。日本庭園でも、昔は山から石を持ってきて、川から石を持ってきてという風にしていました。「自然への憧れ」が常にありました。これも京都が都会だったからかもしれません。
【ハイアット リージェンシー 京都の花見弁当】「ハイアット リージェンシー 京都」から、春の行楽にぴったりな花見弁当が1日限定20個で販売中! ~5月31日(水)まで。 とっておきのお弁当を片手に、お花見や新緑の京都へお出かけしては!https://t.co/IHr7aBvfV6 pic.twitter.com/fiY9tv7cmB
— 婦人画報の京都 (@tripkyoto) March 28, 2017
京都で花見をするなら、欠かせないのが花見弁当です。この時期だけのお弁当です。お茶会の料理を作る創業190年の老舗料理店です。花見弁当と言います。入口の雰囲気がすごいですね。京都辻笛です。京都の人が愛する花見弁当、色鮮やかですね。主人のたいらさんは75歳だということです。
京都 平野神社 春 桜 pic.twitter.com/bux0NcVlxM
— 粂治郎 ?? 皆様に感謝 (@kumejirouskume2) July 29, 2022
平安時代から桜の名所、平野神社、京都の北区です。400本の桜30種類の桜が咲きます。京都の桜の魅力は自然美と人工美の調和です。自然の樹木であるさくら、平安京ができてから1200年。長い歴史、その間に営まれてきた建造物や庭園、建仁寺や龍安寺、その中に桜が埋め込まれて、人工のものと自然のもののコラボレーションが最大の魅力です。
京都の嵐山も花見客が多いところですが、やっぱり賀茂川の橋と一緒に映るとさらに魅力的ですよね。
京都新聞写真部のインスタグラムで京滋の桜の開花の様子を写真や動画で紹介しています。写真は京都市上京区の千本釈迦堂にあるシダレザクラです(2020年3月22日撮影)⇒https://t.co/D6hKipQNip pic.twitter.com/S7lEiYkAW7
— 京都新聞 (@kyoto_np) March 22, 2020
千本釈迦堂のシダレザクラは見事です。これもやはり背景の趣のある建物と一緒になると、共に過ごしてきた歴史を感じることができます。同じ姿は二度とありません。1年のうちでも変わって行きますし、毎年表情も変わっていきます。毎年新しい出会いがある。それもまた桜の魅力ではないでしょうか。
東山の知恩院でも自然の桜を手前に、奥に知恩院、巨大な三門を背景に写すことで、うまく両者が馴染んでいますよね。 時間帯によって光の加減は違いますからそれを上手く狙って行くのもポイントです。昼は写真を撮りにくいので、日の出、早朝または日没が建物と桜のバランスが取りやすくなります。
東山区の建仁寺、こちらも白く淡い桜の色と建仁寺の壁の朱塗りのコントラストも美しいですね。山科区の勧修寺は素敵です。左京区の永観堂は青い屋根と桜のコントラストが、ため息をつかせます。また最近ではパノラマ撮影に挑戦しています。平安神宮の太平閣です。その建物にの中に自分がいるような錯覚に陥られます。視界の広がりはファインダーで切られてしまいますが、それをもっと伝えたいということです。写真で撮影することは、何かの「モノ」を撮影してるように見えますが、やっぱりカメラマンの「感じ方」もとっても重要なんですよね。不思議です。
いやーこれはお見事、って感じですよね?年中観光客の多い浅草寺本堂から少し裏に入るだけで、静かに日本のわびさびを味わえます。
先週半ばの寒さで、どうなるかと思われた東京の桜ですが、東京都目黒区の定番お花見スポット、目黒川の800本の桜並木は一気に咲き出して、満開状態です!「東京の行ってみたいお花見ランキング№1」という隠れた人気スポットに成長しています。特に種も仕掛けも無いですし、レジャーシートを広げて宴会ができるような場所も無い(シートなどでの場所取り、宴会は禁止)のですが、中目黒駅から近く、「都心のお花見」として人気のカフェや居酒屋・グルメスポットと一緒にのんびり楽しんでいただきたいですね。デートに最適。
目黒区の公式ホームページでは2018年の目黒川桜まつりは3月31日(土曜日)13時30分から15時30分。雨天中止とのこと。ふれあい橋周辺で行われます。4月1日(日曜日)11時から14時には池尻大橋駅前商店会・東山三丁目自治会主催の「東山三丁目桜まつり」が開催され、花見だんご・バナナの無料配布(先着各600本)や、模擬店(焼きそば、焼き鳥ほか)の出店もあるということなので、春の桜祭りを楽しんでください。
水戸市の桜の名所、水戸大師 六地蔵寺ですね。大同2年(807年)に開山という六地蔵寺は、地蔵堂、法寳蔵は光圀公の寄進によるもの。樹齢200年の水戸光圀公ゆかりのしだれ桜が有名です。公式ページでは
【最新】桜 開花情報 本日早朝。 中央の桜1本は、9分咲き。 その他の桜は、2分咲き。 見頃予想は3月28日?4月2日です。 【開門6:00 閉門18:00】 ※お堂と総受付は、開扉8:30 閉扉17:00 ※ライトアップ無し ※禁煙・禁酒 ※ペット禁止
となっていました。(〒311-1135 茨城県水戸市六反田767 JR水戸駅より車で10分(4km)JR水戸駅より茨城交通「六地蔵入口」バス停より徒歩5分)
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